鉄腕アトム コミック

昭和39年発行の光文社の「カッパコミック」は毎月1冊出版の
日本ではじめてのコミック雑誌であった。
巻末には「科学とSF」や「切手・コイン・プラ模型」の記事もあり
「将来、21世紀にはこんなことが・・・」が少年の心を揺さぶるように、

まさに鉄腕アトムの世界と重なって描かれている。
今読んでみるとまんざら空想記事でないことに誰しも驚くことであろう。

火星探検の巻
冷凍人間の巻
海蛇島の巻
ZZZ総統の巻
赤いネコの巻
電光人間の巻
ゲルニカの巻
イワンのばかの巻
十字架島の巻
植物人間の巻
人工太陽球の巻
キリストの目の巻
ブラック・ルックスの巻
ミドロが沼の巻
エジブト陰謀団の秘密の巻 ウランちゃんの巻
アトム対ガロンの巻
白熱人間の巻
白い惑星の巻
マッド・マシーンの巻
ロボットランドの巻
ガデムの巻
ホットドッグ兵団の巻
(上)
ホットドッグ兵団の巻
(下)
地上最大のロボットの巻
(下)



裏表紙のいろいろ
当時は「明治製菓」がスポンサーをしていたので毎月様々な商品が掲載されていた。

表紙の裏には下記の作家や音楽家などが「アトムと私」というコラムが寄せられている

谷川俊太郎(詩人)、阿部 進(小学校教諭)、秋山ちえ子(評論家)、羽仁 進(映画監督)、
曽野綾子(作家)藤原義江(オペラ歌手)、三遊亭小金馬(落語家)、清水慶子(評論家)、
遠藤周作(作家)、星新一(作家)、岩城宏之(指揮者)、開高 健(作家)

この顔ぶれを見れば、いかにアトムが人々に感動を与え、愛されていたかがわかるというもの!